挨拶

第11回AFLAS大会
第74回日本実験動物学会総会

大会長 中潟直己

このたび、2027年5月24日(月)から5月28日(金)の5日間にわたり、福岡国際会議場において「第11回アジア実験動物学会連合(AFLAS)総会」、「第74回日本実験動物学会総会」、および「第61回日本実験動物技術者協会全国大会」を合同で開催する運びとなりました。本大会は、日本で発足したAFLASが発祥の地で再び集う大会であり、アジア諸国・地域をはじめとする国内外の研究者・技術者・管理者が一堂に会する国際会議です。また、国内の主要二団体が協力して開催することで、わが国の実験動物科学のさらなる発展と連携の強化に向けた貴重な機会となります。

今回の合同大会では、メインテーマを「生命を支える科学と技術~未来の実験動物科学技術を共に深化・実践する~」と掲げました。近年、生命科学が飛躍的な発展を遂げる中で、実験動物科学が果たす役割の重要性が高まり、新たな展開を迎えています。本大会では、急速に進化する生殖工学技術や高度な疾患モデルの創出に加え、3Rsに基づく動物福祉の向上について議論を深めます。

プログラムでは、特別講演や国内外の第一線で活躍する研究者や専門家によるシンポジウムを企画し、学術・技術の両面から「新展開」を体現する魅力ある内容を準備しております。また、未来を担う若い世代が国境を越えて交流し、互いに刺激し合える場を提供することで、アジア全体の実験動物科学および関連分野の発展に寄与することを目指します。わが国の実験動物業界が今日あるのは、アカデミアはもとより、実験動物、飼育管理機器、飼料、受託サービスなどを担う関連企業の皆様による多大なるご尽力の賜物です。本大会では、企業展示スペースを十分に確保し、参加者と企業の皆様が至近距離で最新の技術や情報に触れ、活発に交流できる環境を整えております。ランチョンセミナーやホスピタリティルーム、さらには開放感のある歓談スペースを充実させ、多くの人が集う活気あふれる展示会場となることを確信しております。

会場となる福岡市は、古来よりアジアとの交流の拠点として栄え、現在は「スタートアップ都市」としても知られる革新的な街です。会場の福岡国際会議場は、美しい博多湾を望むウォーターフロントに位置し、周辺には歴史ある寺社仏閣や活気ある商業施設が共存しています。また、全国的に名高い「博多グルメ」や屋台文化など、食の魅力も本大会の大きな楽しみの一つです。国内外から集う多くの皆様に、学術的な収穫とともに、福岡・博多の情熱あふれる雰囲気を存分に堪能していただけるものと期待しております。

国内外から多数の皆様が一堂に会する、未曾有の規模となる本合同大会を成功へと導き、実験動物科学の新たな扉を共に開くことができれば幸いです。

福岡の地で皆様とお会いできることを、心よりお待ち申し上げております。

生命を支える科学と技術を、福岡から未来へ

第61回日本実験動物技術者協会全国大会

大会長 中野洋子

アジアと日本の仲間が福岡に集まります

2027年5月24日(月)から5月28日(金)までの5日間、福岡国際会議場で、アジアの実験動物学会連合(AFLAS)、日本実験動物学会(JALAS)、日本実験動物技術者協会(JAEAT)による3団体合同大会が開催されます。アジアと日本の関係者が一堂に会し、日々の活動で培ってきた知見や技術を共有しながら、実験動物科学技術のこれからを一緒に考える大会です。

テーマに込めた思い

大会テーマは「生命を支える科学と技術 ~未来の実験動物科学技術を共に深化・実践する~」です。ここ20年ほどの間に、実験動物科学技術は研究者、技術者、産業界の連携によって大きく発展してきました。実験技術の進歩に加え、動物福祉への配慮も世界的に重視されるようになり、動物に関わるすべての人にとって大切な視点となっています。さらに、動物実験の質や再現性には、飼育管理の環境や日々の取り扱いも深く関わることが明らかになってきました。

実験動物科学技術は、施設管理や飼育環境の整備、新たな研究機器の開発、そしてそれらを支える人材の育成・確保など、多くの人と分野の力によって支えられています。大会プログラムでは、生殖工学に関するシンポジウムをはじめ、次世代へ業務を引き継ぎ、現場を適正に支える専門人材をどのように育てていくかを考える機会を設ける予定です。また、現場でのチームづくりについて実践的に考えるワークも開催します。

日本での取り組みを、アジアへ届ける機会に

本大会は、近隣のアジア諸国とともに開催する合同大会です。日本の実験動物科学技術を国際的な視点から見つめ直すとともに、私たちが日々の現場で積み重ねている取り組みを、アジアの関係者に向けて発信できる貴重な場でもあります。ご自身の実践や研究成果をぜひ形にして、来年5月の発表に向けてご準備ください。

学びも交流も楽しめる福岡で

開催地の福岡は、古くからアジアとの交流拠点として発展してきたまちです。空港、新幹線、港湾が都市中心部に近く、国内外からアクセスしやすいことも大きな魅力です。また、博多ラーメンをはじめとする食文化や、海山の幸も福岡ならではの楽しみです。学会でしっかり学び、交流を深めながら、福岡の魅力もぜひ感じてください。多くのみなさまのご参加をお待ちしています。

実験動物科学に関わるすべての皆様へ

アジア実験動物学会連合(AFLAS)理事長
公益社団法人 日本実験動物学会(JALAS)理事長

小倉 淳郎

アジア実験動物学会連合(Asian Federation of Laboratory Animal Science Associations: AFLAS)および日本実験動物学会(Japanese Association for Laboratory Animal Science: JALAS)を代表し、2027年5月24日から28日まで福岡で開催されるアジア実験動物科学会議(Asian Conference on Laboratory Animal Science in Japan: ACLAS2027)に、皆様をご招待申し上げます。

ACLAS2027は、第11回AFLAS大会、第74回日本実験動物学会総会、そして第61回日本実験動物技術者協会全国大会の3大会を合同で開催するものです。研究者、実験動物の管理・飼育に携わる方々、実験動物関連の機器・資材の開発・製造・販売に携わる方々など、さまざまな立場から実験動物科学を支える皆様が一堂に会する、極めて意義深い国際会議になると期待しています。現在、多くの大会委員会メンバーが、すべての参加者にとって充実した実り多い会議となるよう、プログラム、会場運営、財務計画など、さまざまな準備を精力的に進めています。

第11回AFLAS大会は、2025年10月に中国・杭州においてQin Chuan教授(CALAS)のもとで開催され、大きな成功を収めた第10回大会に続くものです。AFLASは2003年に設立され、最初の公式会議は東京で開催されました。今回の日本での開催は2回目となり、設立からちょうど干支が二巡する年月を経て、再び日本に戻ってくることになります。また、設立当初は6つの学会・協会から構成されていましたが、その後、加盟団体は着実に増加し、2025年にはHong Kong Laboratory Animal Sciences Society(HKLASS)が新たに加盟しました。現在では12の学会・協会を擁する連合体へと発展しています。

この間、実験動物科学は、医学・生物学の最先端技術を積極的に取り入れながら、大きな進歩を遂げてきました。一方で、実験動物科学そのものが医学・生物学研究の基盤を支え、これらの分野の急速な発展に大きく貢献してきたことも強調したいと思います。言い換えれば、実験動物科学の進歩を知ることは、医学・生物学における最新技術や新たな概念を知ることにもつながります。その典型的な例の一つが、近年急速に進展している人工知能(AI)技術の導入でしょう。今後、AIは実験動物科学のさまざまな領域に活用され、より高い水準での3Rs(Replacement, Reduction, Refinement)の実現にも貢献すると期待されます。ぜひACLAS2027にご参加いただき、実験動物科学の最前線に触れ、その未来について共に考えていただければ幸いです。

開催地の福岡は、その地理的な特性を生かし、古くからアジアをはじめとする海外と日本を結ぶ玄関口として発展してきました。都市機能がコンパクトに集約された福岡の中心部では、歴史や文化、豊かな食、ショッピング、そして人々の温かいおもてなしなど、多彩な魅力を気軽に楽しむことができます。また、福岡空港は市の中心部に極めて近く、国内外からのアクセスに優れた、日本でも有数の利便性を誇る都市です。ぜひ多くの皆様にお誘い合わせのうえACLAS2027にご参加いただき、学術的な交流とともに、福岡での滞在を存分に楽しみ、素晴らしい思い出を作っていただければと願っています。
2027年5月、福岡で皆様にお会いできることを心より楽しみにしております。