ご挨拶

このたび、2023年8月24 (木)から26 (土)の3日間にわたり、第21回日本デジタルパソロジー・AI研究会学術集会を開催させていただくことになりました。


日本デジタルパソロジー研究会は、1999 年より始まった病理医、臨床検査技師、更に光学機器や通信・情報システムを取り扱うベンダーで構成された研究会です。近年、病理スライド標本を高精細にデジタル化するWSI (Whole Slide Imaging) システムを用いて、遠隔診断や人工知能(Artificial Intelligence, AI)を用いた医学への実装が始まっています。

AIが病理医や臨床検査技師に取って代わるのではないかとの危惧する向きもあります。しかし、現実には、ヒトは業務の効率化のためにAIを必要とする一方、AIはその解釈にヒトの助けが不可欠です。

今回、総会でのメインテーマを『ヒトとAIとの協調』とし、如何にヒトとAIがコラボレーションして、現実の問題を解決していけるのかを考えて行きたいと思っております。


情報が瞬時に世界を駆け巡る中、Digital Pathology Association (DPA、米国)、European Society Digital and Integrative Pathology (ESDIP、欧州)、あるいはアジアの各国とも連携し、最新の情報発信に努めたいと思います。また、多くの企業様からも最新の情報発信と展示を頂く予定です。


COVID-19の未だ収束しきっていない状況ですが、第21回日本デジタルパソロジー・AI研究会では、感染対策を十分にとり、現地開催とさせていただきます。様々な角度から情報交換や会場での交流を楽しみつつ、有意義な時間をお過ごしいただけるよう鋭意準備する所存です。


多くの皆様に演題登録やご参加いただけることを心よりお待ち申し上げております。

第21回日本デジタルパソロジー・AI研究会総会
世話人総会長 塚本徹哉
(藤田医科大学 医学部病理診断学 教授)