年会長挨拶
- この度、第41回日本毒性病理学会総会及び学術集会の年会長を拝命いたしました。開催にあたりまして、謹んでご挨拶申し上げます。本学会総会及び学術集会は、2025年1月30日(木)及び31日(金)の2日間、静岡県三島市)にて日産化学株式会社と株式会社ボゾリサーチセンターの共同で開催させて頂くことになりました。また、前日の1月29日(水)には、第4回日中合同教育セミナー、第37回スライドカンファランス並びに毒性病理学専門家認定試験の試験問題解説が開催されます。今回も、第40回学術集会と同様、現地開催とさせていただき、特別講演、シンポジウム、ワークショップなどの口頭発表はライブでのWeb配信をさせていただきます。
- 本学術集会では、「毒性病理学の奥深さを楽しむ」をテーマとして掲げました。毒性病理学は医薬品、農薬、環境化学物質などのヒトに対するリスクについて、長年培われてきた学問体系に基づいた形態学的観察による評価を基本とする学問です。近年、毒性病理学をベースにしたリスク評価はその重要性が高まる一方、AI による診断、画像デジタル化、新規モダリティ評価など、新たな領域での発展も必要となってきており、毒性病理学はその奥深さを増しております。古来より「之を知る者は之を好むものに如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず」と申しますが、御参加される皆様におかれましては本学術集会が新たな知見を得る場となるばかりではなく、毒性病理学のサイエンスとしての奥深さ楽しんでいただけるひと時となることを願っております。さらに、日ごろの研究成果を積極的に発表していただき、活発な意見交換を行っていただく場としても活用していただけるよう、スタッフ一同努めてまいります。多くの皆様の積極的な御参加され、三島でお会いできることを心よりお待ちしております。
- 最後に、藤原利久委員長をはじめとするプログラム委員の皆様、関連企業・団体の皆様からの御協力に、心より御礼申し上げます。
第41回日本毒性病理学会総会及び学術集会
年会長 古川 賢
日産化学株式会社