年会長挨拶

年会長挨拶

この度、第42回日本毒性病理学会総会及び学術集会の年会長を拝命いたしました、名古屋市立大学の高橋智と申します。皆様に謹んでご挨拶申し上げます。

現在、第42回総会および学術集会の開催に向けて、名古屋市立大学大学院医学研究科実験病態病理学講座内に学術集会事務局を設置し、鋭意準備を進めております。本学術集会は、2026年1月22日(木)及び23日(金)の2日間、名古屋駅前のウインクあいち(愛知県産業労働センター)にて開催いたします。対面開催を原則といたしますが、主に海外からの参加者にも配慮し、特別講演、シンポジウム、ワークショップなどの口頭発表はライブ配信を予定しております。

本学術集会には例年、国内外より500名を超える毒性病理学研究者が一堂に会し、活発な討議と情報交換が行われております。今回も同様の参加者数を見込んでおります。プログラム委員会委員長には摂南大学薬学部の尾崎清和先生をお迎えし、大学、公的・民間研究機関、製薬企業から計11名の委員の先生方とともに、充実した企画を進めております。

今回の学術集会のテーマは「持続可能な社会と健康:毒性病理学を活用した生体応答の解明と環境リスク評価」です。毒性病理学の視点から、生体が環境要因にどのように応答し、どのようなメカニズムで病態が進展するのかを明らかにすることで、より的確な環境リスク評価を行い、持続可能な社会の構築に貢献するための道筋を探ることを目的としております。なお、前日の1月21日(水)には、例年通り「第38回スライドカンファランス」及び「毒性病理学専門家認定試験の試験問題解説会」も開催予定です。

本学術集会の会場であるウインクあいちは、JR名古屋駅から徒歩約10分とアクセスの良い場所にございます。多くの皆様のご参加いただき、実り多い議論と交流が生まれることを心より願っております。会場にて皆様にお会いできますことを楽しみにしております。


2025年5月吉日

第42回日本毒性病理学会総会及び学術集会
年会長 髙橋 智
名古屋市立大学大学院医学研究科実験病態病理学